約定
【約定とは?】
一言でいうと、契約が成立することです。
約定(やくじょう)は、主に不動産や金融取引において、**売買や賃貸などの契約が、双方の合意によって正式に成立すること**を意味する言葉です。取引の場では、「約定が成立しました」というように使われます。これは、単に口頭で合意するだけでなく、書面での署名・押印など、法的な効力を持つ手続きを経て契約が締結された状態を指します。
不動産取引では、売主と買主が、売買価格や引き渡し日などの条件に合意し、売買契約書を交わした時点で「約定」が成立します。
【約定と関連する用語】
約定を理解するためには、関連するいくつかの用語も知っておくと役立ちます。
- 約定日:
契約が成立した日のことです。不動産売買では、売買契約書に署名・押印した日を指します。
- 約定価格:
売買契約において、売主と買主が合意した最終的な取引価格のことです。物件の表示価格(売り出し価格)と異なる場合があります。
- 約定条件:
契約の内容となる様々な条件のことです。例えば、引き渡し日、手付金の金額、住宅ローンの特約(ローン特約)などが含まれます。
【約定が成立するまでの流れ(不動産売買の場合)】
不動産の売買において、約定が成立するまでには、いくつかの段階があります。
- 購入の申し込み:
買主が、購入したい物件に対して、購入の意思を売主に伝えます。
- 交渉・条件調整:
売主と買主の間で、価格や引き渡し日などの条件を交渉し、調整します。
- 約定の成立(契約締結):
条件が合意に至った後、売買契約書を作成し、双方の署名・押印をもって契約が成立します。この時点で、**法的な拘束力**が生じます。
この「約定の成立」の段階で、通常は買主から売主へ**手付金**が支払われます。
まとめ
約定は、契約が正式に成立したことを意味する重要な言葉です。不動産取引では、口約束ではなく、売買契約書という書面を交わすことで約定が成立し、その時点で双方に契約内容を履行する義務が生じます。約定が成立する前に、疑問点や不安な点があれば、必ず不動産会社の担当者に確認し、納得した上で契約に臨むことが、トラブルを避けるために不可欠です。