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不動産売却の両手仲介とは何か?仕組みや注意点を初心者向けに解説

不動産ノウハウ

不動産の売却を考えたとき、「両手仲介」という言葉を耳にしたことはありませんか。不動産の売却には専門的な用語や仕組みが多く、初めての方には分かりづらいものです。この記事では、不動産取引における「両手仲介」とは何か、その基本を丁寧に解説します。両手仲介の仕組みや特徴、さらに知っておきたいメリットや注意点まで、これから売却を考える方にも理解しやすい内容をお届けします。続きを読むことで、不動産売却の判断に役立つ知識が身につきます。

両手仲介とは何かをわかりやすく解説

「両手仲介」とは、不動産を売りたい方と買いたい方の両方の仲介を、同じ不動産会社が行う形態です。売主様と買主様の双方から仲介手数料を受け取れる仕組みですから、業者にとっては最も収益性の高い取引の形態です 。

具体的には、ある不動産会社が売却の依頼を受け、そのまま自社で買主様を探して契約を進める場合が「両手仲介」となります。片方からしか手数料を受け取らない「片手仲介」に比べて、両方から受け取れる分、報酬は倍になる点が大きな特徴です 。

そして、この両手仲介そのものは違法ではありません。日本の宅地建物取引業法でも禁止されておらず、正当な取引形態として認められています 。

項目内容
形式同じ業者が売主・買主の両方を仲介
手数料売主・買主双方から受領
合法性宅建業法上、禁止されていない形態

両手仲介の仕組みの流れを整理して解説

不動産売却において、売主側と買主側の対応を同じ会社が行う「両手仲介」は、以下のようなステップで進行します。まず、売主様と不動産会社との間で媒介契約を締結します。この契約の形態により、物件が業界の共通システムであるレインズに登録され、他社にも情報が共有される義務があります(専任媒介や専属専任媒介の場合)。その後、同じ会社が買主探しも行い、買主に対しても物件情報を提供し、条件調整や契約手続きまで一括で担当します。

次に、仲介手数料の上限について見てみましょう。宅地建物取引業法では片手仲介の場合、売買価格に応じて次のように上限が定められています:

売買価格の区分仲介手数料の上限(売主または買主1者あたり)
200万円以下売買価格の5%+消費税
200万~400万円以下売買価格の4%+2万円+消費税
400万円超売買価格の3%+6万円+消費税

(例:両手仲介の場合、売主と買主それぞれから受領するため、最大6%+12万円+消費税の合計が得られます)

最後に、片手仲介との違いを整理します。片手仲介では売主側と買主側が別々の会社へ手数料を支払い、物件情報は社間で取り次がれる形式です。一方、両手仲介では一社が両方を担当するため、物件の魅力が伝わりやすく、スケジュール調整も迅速に進められるという利点があります。しかしその反面、利益相反や他社を介さないことで買主の選択肢が狭まる懸念もあるため、初心者の方にもその違いを理解していただくことが大切です。

:両手仲介のメリットを売主視点でやさしく紹介

両手仲介には、売主の立場から見ていくつかの分かりやすい利点があります。以下に主なメリットを初心者の方にも理解しやすく整理しました。

メリット 内容 初心者向けのポイント
窓口が一本化される 売主と買主の両方を同じ仲介会社が担当し、やり取りが迅速でスムーズです。 伝言ゲームにならず、手続きや交渉が早く進む安心感があります。
売主の意図を正確に伝えられる 同じ担当者が売主の希望や条件を直接買主に伝えられ、意思の食い違いが少なくなります。 「この条件で譲歩できます」といった希望が伝わりやすくなり、成約が近づきます。
信頼できる会社なら安心感が高い 両手仲介でも、誠実かつ経験豊かな会社が担当すれば、安全かつ丁寧に取引を進められます。 信頼できる担当者なら、不安なく売却を任せられます。

それぞれのメリットについて、信頼できる情報に基づいて説明いたします。

まず、窓口が一本化されることは、売主にとってやり取りがスムーズになる大きな利点です。同じ不動産会社が双方のやり取りを行うため、価格交渉やスケジュール調整などの手続きが一社だけで完結し、迅速に進みやすくなります。これにより、交渉の手間や時間を大幅に軽減できます。なお、この点は複数の情報源でも「交渉の窓口が一本化され、手続きがスムーズ」として紹介されています(交渉がスムーズとの記載)。

次に、売主の意図や条件を買主に素早く伝えられる点も大きなメリットです。同じ担当者が売主と買主の両方と直接コミュニケーションを取れるため、「こういう条件なら譲歩できます」といったきめ細かな対応が早く反映されます。これにより成約の可能性が高まります。こうした点も「売主の考えをダイレクトに買主に伝えられるメリット」として解説されています。

最後に、信頼できる会社であれば安心して任せられる点です。両手仲介そのものは法律上問題ありませんが、仲介会社の誠実さや場合によっては囲い込みなどのリスクもあります。ただし、評判の良い会社や実績のある担当者であれば、双方の利益を尊重しながら安心して取引を進めることができます。こうした点については、「両手仲介にもメリットがあり、信頼できる会社であれば安心して取引できる可能性がある」と明記されています。

以上のように、両手仲介には売主の立場から見て、取引のスムーズさ、意図の正確な伝達、安全安心の取引といった観点で、十分なメリットがある点をご理解いただけるかと思います。

両手仲介のデメリットと注意点を初心者向けに整理

両手仲介には便利さがありますが、売主様が安心して任せるためには注意すべき点もあります。以下に、初心者にもわかりやすく整理してご紹介いたします。

注意点内容初心者でもわかるポイント
利益相反のリスク同じ不動産会社が売主と買主双方の利益を調整するため、売主様に不利な判断がされる可能性があります。売主様の希望が十分に反映されない恐れがある点に注意してください。
囲い込み他の不動産会社を通じた買主への紹介を制限し、自社内だけで買主を探そうとするため、売却機会が狭まることがあります。物件が適切に市場に出されているかどうかを確認することが大切です。
信頼できる会社か見極めるレインズへの登録状況や営業担当の報告内容を確認し、説明が丁寧で透明な会社かどうかを見極めましょう。安心してお任せできるかどうかは、説明の明確さや進捗の報告頻度でも判断できます。

まず「利益相反」とは、売主様が高く売りたい一方、買主側は安く買いたいという異なる利益です。同じ会社が両方の仲介を行うと、公平な判断が難しいことがあります。これは構造的なリスクですのでご注意ください。

また「囲い込み」とは、他の不動産会社へ情報を公開せず、自社内でしか買主を探さない行為です。その結果、売却機会が減り、売却までの期間が長引いたり、相場より安く売らされてしまうケースがあります。

こうしたリスクを避けるには、不動産会社の信頼性をきちんと見極めることが重要です。たとえば、物件がレインズに登録されているかどうかを確認したり、営業担当からの活動報告がこまめにあるかなどをチェックしましょう。

ご自身の大切な資産である不動産の売却だからこそ、安心して任せられるかどうか、慎重にご判断ください。

まとめ

不動産の売却において「両手仲介」とは、売主と買主の両方の仲介を同じ会社が担うことを指し、取引の流れが一つの窓口でおこなわれるため手続きがスムーズに進む利点があります。その一方で、利益相反の可能性や売却機会が狭まるリスクも考慮が必要です。初めて不動産を売却される方にとっては、用語や仕組みを理解し、自分に合った安心できる会社を選ぶことが大切です。この記事を参考に、安心して不動産売却の第一歩を踏み出していただければ幸いです。

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